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ムル、ほこらしゃ日和

沖縄タビ  戦争を考える。

弟の試合を観戦した後は自転車で旧海軍司令部壕へ行ってきました。
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日本で唯一の地上戦が行われた沖縄。

戦争を体験していない私たちの世代が今の生活をあたりまえと思うこと無く、戦争により亡くなられた方々に祈りをささげ、平和を願い、戦争の醜さを改めて考えるべきだと思います。

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沖縄に行ったら自分をいましめる思いで、まずこの地を訪れたかったんです。


ここは日本海軍設営隊によって掘られた司令部壕で、持久戦を続けるための地下陣地で450メートルの壕には4000人の兵士が収容されていたそうです。

この壕内で、昭和20年、6月13日。
司令官ら6名の幹部が迫りくる米軍の猛威に拳銃自決を遂げたのです。

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壕内は見学できるようになっており、先に資料館で目を通していた幹部の家族に送った手紙や、戦争のむごさを伝える写真や遺品のことを思い出しながら歩いていると、いかに恐ろしい時代だったか震えがくる思いがしました。






2日目は沖縄に移住した地元の友達と再会し、ひめゆりの塔に連れていってもらいました。

建物の正面に2つの防空壕がありました。

ここで大勢のヒトが亡くなったのです。輝くべき未来のある少女たちが大勢・・・。
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たった60数年前のことです。



館内の資料館にはたくさんの人が訪れていました。

資料や映像をじっと見つめる人々。

目をハンカチで押さえる女性もいました。


フィルムでは当時ひめゆり学徒で、生き残った方々が戦争の状況を語っていました。
彼女たちの話はあまりにも鮮明で映画の中の話のようでした。

でも決して作り物の話ではなく、実際にあったことだと思うと胸がいっぱいになりました。



資料館の最後の部屋には、亡くなられたひめゆり学徒たちや教諭らの全員の写真が壁一面にありました。
ひとりひとりの特徴や、性格、亡くなられた状況をこと細かく記していました。


『サンサンと輝く太陽の下でおもいっきり歩きたい』


『もう一度思う存分水が飲みたい』


『おかあさんに会いたい・・・』


今当たり前だと思っていることもできず、無念の死を遂げていった方々にご冥福を祈り、戦争が残したものの大きさを感じてただただ平和を願います。



人間の醜さが沢山の命を奪っていった。

争いで残ったものは何だったのか・・・?



今も世界では人間の醜い争いで多くの命が犠牲になっています。
by satoyume-24 | 2009-08-28 19:04 | 日常の出来事

ついに鹿児島の離島、奄美大島に移住しました。   なんでもないことをゆる~くかいてゆきまふ。
by satoyume-24
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